親の代から約40年間、この地で木に関わる仕事をしています。私も木造建築の職歴を経て林業に関わるようになりました。『山を造り、山を活かし、山で暮らす。』をモットーに先人の知恵に感心と感謝をしながら勉強の日々を過ごしています。

『山を造る』

木は主に、切ったら生えてこない木（針葉樹）と切ったらまた生えてくる木（広葉樹）の2種類あります。杉や桧は切ったら再度生えてはこないので、新たに植樹をします。どんぐりの木など雑木は切ったら切り株からまた、新しい芽が出て再生します。

この２種類の木が混在する山に手を入れ（間伐、伐採、植樹、下刈り）などをし、「山を造る」事で、いつでも山の中に新しい木が活き活きと生きられるようになります。

『山を活かす』

山から切り出した杉や桧は用材・バイオマス材として出荷します。クヌギ・ナラは椎茸の原木となり、原木椎茸の栽培ができます。カシは木炭、雑木はチップ・パルプ材として活用します。材木の種類によって適した活用方法をとっています。

木は切ることで若返ります。木が若返ると山が若返り、山が更新することにより、自然が豊かになります。私たちの暮らしにとってもとても良いことが沢山あります。山の資源を活用し、山も再生する。そうすることで「山を活かす」継続的な林業が可能となります。

『山で暮らす』

およそ15haの自己所有林は地球から見たらちっぽけですが、一家族がこの山で暮らしていくには十分すぎる広さです。この15haの山を舞台に山を造り、山を活かす。自然のサイクルに人間が溶け込こみながら「山で暮らす」そういった林業を実践していきたいと思っています。

森の中でイベントをする理由として…

森の中で楽しい経験をした子供たちは、将来大人になった時、きっと森に関心を持って、森を大切に思ってくれるのではないかという願いも込めています。

もちろん、沢山の人と森の中で楽しいことをする時間は私達にとっても嬉しく楽しい時間です。「森は楽しい！」が伝わるといいなと思いながら活動しています。

お問合せは森の駅まで
0837-52-1644

私たちは山口県美祢市という自然豊かな地で森林整備の一環の中で原木椎茸栽培をしています。原木の切り出しから菌の植え付け、収穫、加工に至るまでを自分たちの手で行っています。
数ある品種の中から「これは美味しい！」と思った椎茸だけを厳選し栽培をしています。

原木栽培の椎茸は１年～２年もの歳月をかけて、ゆっくりと成長します。市場に多く出回っているのは成長の早い菌床椎茸といい、区別して販売されています。

ゆっくり育った椎茸には旨味と原木そのものの栄養がぎゅっと詰まっています。時間はかかりますが、生椎茸はもちろん乾燥しても肉厚で香りが高く、しっかりとした食感を生みだします。

自然の旨味がぎゅっと詰まった
園田きこり農園自慢の椎茸（秀ちゃん椎茸）を是非お楽しみ下さい。

原木栽培の生椎茸・乾燥椎茸

ご購入はこちらから

主にカシ、ナラ、クヌギを原料とし約10日ほどかけて炭焼きをします。